マッチングアプリを開くのが、少ししんどくなっていませんか。
いいねを送って、メッセージを返して、たまに会って、また最初からやり直して。頑張っているはずなのに、ゴールに近づいている気がしない。
相談所の現場にいた頃、アプリに疲れて相談に来る方をたくさん見てきました。みなさん口を揃えたように、こう言うのです。
「結婚したいのか、自分でもわからなくなってきました」
最初にこれだけは言わせてください。それはあなたが弱いからでも、婚活に向いていないからでもありません。アプリの仕組みそのものが、人を疲れさせるようにできているからです。
ゴールが見えないから、疲れる
アプリ婚活には「ここまで来たら折り返し」という目印がありません。
マッチングしても、会えるとは限らない。会えても、次があるとは限らない。うまくいかなかったら、また検索画面に戻るだけ。何人と会っても「進んだ」という実感が積み上がらないのです。
人は、終わりの見えない努力に一番消耗します。マラソンなら42.195km先にゴールがあるから走れる。でも「ゴール地点は秘密です、いつか着きます」と言われて走り続けられる人はいません。
あなたが疲れたのは、頑張りが足りないからではなく、ゴールの見えないコースを走らされていたからです。
写真と消去法で選び合う、という仕組み
もうひとつ、現場にいたからこそ言えることがあります。
アプリは、まず写真で判断される世界です。そしてその写真もプロフィールも、正直に言えば、本当かどうか確かめるすべがありません。年収も、独身かどうかさえも、自己申告です。実際、婚活アプリをかたった詐欺やヤリモク(遊び目的)の被害は後を絶ちません。
さらに、選択肢が多すぎることも人を疲れさせます。何百人も表示されると、人は「この人がいい」ではなく「この人はナシ、この人もナシ」と消去法で選ぶようになります。そして相手も、あなたを同じように消去法でふるいにかけている。
好きになるためではなく、落とすために人を見る。この状態を何ヶ月も続けて、心がすり減らないほうがおかしいのです。
続けていい人、一旦やめたほうがいい人
ここからは、少しはっきり言います。
アプリを続けていいのは、自分の立ち位置とゴールを見失っていない人です。「自分はこういう人と、こういう理由で結婚したい。そのためにアプリを使っている」と迷いなく言える人は、アプリを道具として使えています。そのまま続けて大丈夫。
でも、もし今のあなたが「わたし・・・何のためにやっているんだっけ」と迷子になっているなら——一旦、やめていい。
やめるのは逃げではありません。地図を失ったまま歩き続けるほうが、よほど遠回りです。そして迷子のときは、ひとりで地図を探すより、人の助けを借りるほうがよっぽど早い。信頼できる友人でも、婚活のプロでも構いません。大事なのは「ひとりで画面と向き合う婚活」から、いったん離れてみることです。
おわりに
疲れた自分を責めないでください。あなたはさぼっていたのではなく、疲れる仕組みの中で、ちゃんと頑張っていました。
このブログでは、元・中の人として、建前ではなく本当のところを書いていきます。焦らなくて大丈夫。あなたの咲く季節は、これからです。
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