優しいし、ちゃんと連絡もくれる。人としては、とてもいい人だと思う。

なのに、次の約束が決まると少し気が重い。お断りを考えると、「こんないい人を断ったら、もう誰もいないかも」が顔を出す。

相手のいいところを数えるほど、進めない自分が悪い気がしてくる。その足踏み、今日は少しほどいてみましょう。

読者のイメージ
ときめかないくらいで断るのって、贅沢なんでしょうか。
椿
ときめきがゆっくり育つ人もいるし、最初から合わないと感じることもあるよね。「贅沢かどうか」より、会うたびに自分がどう感じているかを見てみない?

「いい人」と「一緒にいたい人」は、同じとは限らない。

親切で、誠実で、悪いところが見つからない。それでも、恋愛や結婚の相手として気持ちが動くとは限りません。

相手がいい人であることは、こちらが交際を続けなければいけない理由にはならない。感謝していることと、これからも会いたいことは、別の気持ちです。

相手を悪者にしないと断れないわけでもありません。「私とは違うかもしれない」で終えることも、あります。

気持ちが動かない理由を、少しだけ具体的に。

会話がいつも一方通行なのか。生活のイメージが合わないのか。距離を縮められると、はっきり嫌だと感じるのか。それとも、まだ緊張してお互いが見えていないだけなのか。

「なんとなく」を必ず言葉にできなくてもいいけれど、書けることがあるなら、短く残してみてください。相手の採点表ではなく、自分の気持ちのメモです。

触れ合いを望めない、2人で過ごすことがつらい。そうした感覚まで「条件がいいから」で押し込める必要はありません。

読者のイメージ
どこまで会えば、答えを出していいんですか?
椿
全員に当てはまる回数はないと思う。「もう少し知りたい」で会っているのか、「断るのが怖い」で会っているのか。そこは分けてみてもいいかも。

確かめたいことがあるなら、次の一回に。

次も同じようなお茶をして、同じように迷う。そうなりそうなら、「何を知れたら少し判断しやすいか」を考えてみるといいかもしれません。

休日の過ごし方を聞いてみたい。こちらの考えが違ったとき、どう話せるか知りたい。もう少し自然な場面で会ってみたい。具体的な関心があるなら、そのために会うのはひとつの選択です。

ただし、気持ちを確かめるために無理なスキンシップを試す必要はありません。自分が望んでいることと、相手も望んでいること。その両方が大切です。

断るのが怖いときほど、未来の人数を数えない。

「次はもういないかも」。そう考えると、いまの相手を見ているようで、実はまだ会っていない人の数を考えています。

次の出会いがいつあるかは、誰にも約束できません。だからこそ、不安だけでこの人との関係を進めていいのか、一度立ち止まりたいところです。

一緒にいたいと思える部分があるのか。話し合ってみたいことがあるのか。将来の不確かさとは分けて、目の前の関係を見てみましょう。

「いい人なのに好きになれない私」を、責めなくていい。
相手の良さと、自分の気持ち。どちらも本当でいいんです。

↓ 押してもらえると、椿がよろこびます。